教室での発達障害児童療育プログラムについて

教室に来てもらったときの流れについてご紹介します。

もちろん、年齢や発達状況に応じて、また保護者の方の要望に応じて、子どもたち別にカリキュラムを作っていくのですが、すとれいとぱぁそんずってどんなところなのかな?と思っている皆様に少しでもイメージが伝われば幸いです。

目次

教室プログラム

  • ご挨拶・バイタル

その日の体調によりメニューをご相談。

玄関で先生たちとご挨拶をして、自分で靴を脱いで下駄箱にしまいます。小さな子でもなるべく自分でやった達成感と成功体験を増やして、褒めることを増やしていきます。

●  体軸体操

  • お着替え

子どもたち自身で着替えます。まだ一人で着替えができない子には補助をしつつ、着替えてもらいます。

  • かけっこ

教室の中に黄色と青で引かれたトラックの周りを走ります。子どもたちの興味や発達状態に合わせて、長い時間走れるように、先生たちも一緒になって走ります。パパやママたちも一緒に走ってもらうこともあります。お友達やパパママ、先生たちと競争したり、追いかけっこをして持久力・体力を付けます。

  • 逆立ち

ヨコミネ式の療育を取り入れているすとれいとぱぁそんずでは、逆立ちの練習もします。

まずは大人に足を持ってもらい、さかさまの世界を体験してもらうところから始めます。そこから、壁に足をついてみる、腕と壁についた足で体を支える…、手押し車のように足を持ってもらい歩いてみる…など徐々に進めていきます。

逆立ちは手首や腕の筋肉、体を支えるバランス力、逆さまになることで血流を促し、体や脳の活性化につながるといわれています。

  • 飛び箱

始めは、飛び箱という存在に慣れてもらうところから。

飛び箱によじ登ってジャンプして降りてみたり、踏切台の上で、飛び跳ねてみたり…

そこから、徐々に、踏切台から飛び箱に座る…と、飛び箱の恐怖心がない状態で慣れ親しんでもらいます。

すとれいとぱぁそんずはヨコミネ式を取り入れてはいますが、従来のヨコミネ式保育園のようなスーパーキッズを作りたいというわけではありません。療育の一環の体を動かすということに、慣れ親しんで、体つくりをしていってほしいと考えています。

  • カタカナひらがなの書き・計算

ヨコミネ式のカナカナひらがなノートを教室でご用意しています。

最初は横棒の「ー」から、次は縦棒の「|」、そして「十」…と簡単な文字から始まり、画数や動きの少ないカタカナからひらがな、または数字や計算に移行していきます。

小さい子どもたちには、クレヨンやクーピーなどでお絵描き、線描きをして、ペンを持つ、描く、色がでる、何かの形を真似る、といったことを覚えていってもらいます。

  • 絵本の朗読

最後に今日の絵本を1冊、先生と一緒に読んで終わりです。

心を落ち着かせて、お帰りの準備をします。

通所例

●6歳児Mさんの場合

お着替え

かけっこ(教室の床に描いてあるサークルを走ります。鬼ごっこ形式だったり、何周止まらずに走れるか…などルールを決めて20分間パパママや先生たちと一緒に走ります。)

跳び箱(三段の跳び箱を練習中!疲れてしまうと助走力や手の力が抜けやすくなってしまうので、一回一回集中して飛びます。手首の筋肉や、ジャンプ台をジャンプするときの足腰の筋肉、バランス力などが必要になりますし、1段上がるごとに高くなって恐怖心も出てしまいやすいので、順番にクリアしていきます。)

トランポリン(ひたすらジャンプします!1日に合計で1000回以上飛んだりして、ここで足の筋肉や着地した時のバランス感覚と体幹が鍛えられます。疲れてくるとジャンプの高さが低くなっていくので、ジャンプの質にも気を付けていきます。

逆立ち(壁を使った壁倒立をします。何秒続けられるかをパパママや先生が一緒に数えます。)

カタカナの書き取り(教室から支給されるノートを順番に進めていきます。丁寧にかけているか、お手本の線をよく見て書きます。花丸を貰ったら次のページへ!)

数字計算(こちらも教室から支給されるノートを理解度に応じて進めていきます。数字の書き取りから初めて、幼児さんでも簡単な足し算の計算式を解くこともあります)

絵本(今日の1冊を選んで、先生に読んでもらいます。または、自分で見て楽しみます。)

できたよシートにシールをはり、今日の活動を振り返ります。

着替えを終えて、お帰り

●2歳児Yさんの場合

ご挨拶・お着替え

体軸体操(先生と一緒に)

かけっこ(サークルを走ります。かけっこをするという意識よりも、先生たちと遊んでいる中で、走るという行動が生まれます。飽きてしまうのが早いので、教室にある飛び箱やケース、プラスブックレンガなどで山あり谷ありの作ってサークルの道を作り、よじ登ったり、ジャンプして降りたりしながら、基礎体力を作っていきます。)

トランポリン、飛び箱からジャンプなど、すぐに飽きてしまうので、場所ややるあそびを変えながら1時間ほど、運動します。その中で、基礎体力や体幹、足腰や手首腕などの筋肉を鍛えていきます。

お絵描き(クレヨンをもって、画用紙に色を書く、描く楽しみを知るっていきます。)

ひらがなカードでカルタ遊び(表に絵、裏にひらがなの書かれたカードを使って、カルタ遊びをします。子どもの分かりそうな題材の絵のカードのみを取り分けて、そこから先生の言ったものをカルタ形式で集めます。)

絵本(今日の一冊を選んで、先生と一緒に読みます。)

着替えをしてお帰りの準備をする。

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