現在はまだ、土を耕し、畝を作る段階ですが、子どもたちは普段なかなか触れることのない土の感触を楽しみながら、一生懸命取り組んでいます。4月とはいえ、畑での作業はすでに汗ばむ陽気の中での活動となり、「思ったより大変!」といった声も聞かれました。
今後は、草取りや水やり、そして収穫までの過程を、ホームページでも随時お届けしていく予定です。また、収穫した野菜は調理実習で使用し、「育てる」と「作る」をつなげた体験へと発展させていきたいと考えています。
食材は、誰かの手によって育てられ、運ばれ、調理されて、私たちの元に届きます。実際に土に触れ、手をかけて育てる経験や、調理を最初から最後までやり遂げる経験を通して、その大変さを実感するとともに、日々食事を用意してくれている方々への感謝の気持ちを育んでいけたらと思います。
これからも子どもたちと一緒に、「食」を通して多くの学びと気づきを得られる活動を大切にしてまいります。
今回の調理実習や畑での活動を通して感じるのは、子どもたち一人ひとりの中にある「やってみたい」という気持ちの大切さです。
はじめは「できるかな」「ちょっと苦手かも」と不安そうにしていた子も、実際に手を動かし、周りの友達や支援員と関わる中で、少しずつ表情が変わっていきます。
「やってみたらできた」「思っていたより楽しかった」――そんな経験の積み重ねが、次の意欲へとつながっていく様子を、今回の活動の中でも多く見ることができました。
また、同じ活動に取り組んでいても、子どもたちの関わり方や感じ方はさまざまです。
積極的に前に出て取り組む子、少し距離を取りながら様子を見る子、得意な工程で力を発揮する子など、それぞれのペースや個性があり、そのすべてが大切な姿であると感じています。
支援員は、安全面に配慮しながらも、できる限り子どもたち自身の「やってみたい」「自分でやりたい」という気持ちを尊重し、一人ひとりに合った関わり方を心掛けています。時には見守ることも大切にしながら、必要な場面ではそっと手を添え、「できた」という経験につながるよう支援しています。
調理や畑での活動は、すぐに結果が見えるものばかりではありません。時間をかけて取り組むことや、思うようにいかない経験も含まれています。
しかし、そうした過程こそが、子どもたちにとって大きな学びとなり、粘り強さや工夫する力へとつながっていきます。
今後も、子どもたちの「やってみたい」という気持ちを大切にしながら、日々の活動を積み重ねていきたいと考えています。そして、その中で見られる小さな成長や変化を、保護者の皆様とも共有していけたら嬉しく思います。

